恒久仕様の木造モバイル建築とは(その5) ~まちづくりとの調和と動産としての新たな価値の創出~

□ 椎野潤ブログ(長坂研究会)  恒久仕様の木造モバイル建築とは(その5) ~まちづくりとの調和と動産としての新たな価値の創出~   一般社団法人日本モバイル建築協会 代表理事 長坂俊成 1.まちづくりとの調和 日本モバイル建築協会は、森林とつながる恒久仕様の木造モバイル建築の普及に取り組

恒久仕様の木造モバイル建築とは(その2) ~ 公民連携によるモバイル型応急住宅の社会的備蓄 ~

□ 椎野潤ブログ(長坂研究会)  恒久仕様の木造モバイル建築とは(その2) ~ 公民連携によるモバイル型応急住宅の社会的備蓄 ~   一般社団法人日本モバイル建築協会 代表理事 長坂俊成 1 はじめに 一般社団法人日本モバイル建築協会(以下、当協会という。)は、南海トラフ地震や首都直下型大

研究者の立場から地域貢献を考える

□ 椎野潤ブログ(加藤研究会第八回)  研究者の立場から地域貢献を考える   大学の役割として、教育と人材育成(第7回)、研究開発と社会貢献があります。最近の科学技術に関する大学の役割として社会に貢献する研究開発、先端的な科学技術によるイノベーションが求められています。信州大学などの地方大学では教員

ある素材生産事業者の林業DX

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第八回) ある素材生産事業者の林業DX 文責:文月恵理 長野県東部のある自治体で、二年ほど前に小さな林業会社が誕生しました。全く別の地域で生まれ育った男性が、その地の女性と縁を得て移り住み、林業大学校で学び森林組合に勤めた後、新たに会社を立ち上げたのです。その社長から、当

スマート林業の人材を育てる

□ 椎野潤ブログ(加藤研究会第七回)  スマート林業の人材を育てる   新年度の4月になりました。新入学生やフレッシュマンが新たな1年をスタートさせる月です。ビジネスの経営資源で、ヒト、モノ、カネ、情報は重要と言われています。最も重要なヒトの人材育成は大学の大きな役割です。2002年4月に信州大学に

地域木材流通デザイン・地域林業デザイン

□ 椎野潤ブログ(伊佐研究会第七回)  地域木材流通デザイン・地域林業デザイン   樹木は種類によって容姿が全く異なり、適した生息地がそれぞれにあるのと同様で、木材は樹種によって性質が異なるため、適材適所でつかってこそその性質が活かされ、木材の用の美に繋がります。また同じ杉の木であっても品

大学発ベンチャーによるスマート林業の社会実装

□ 椎野潤ブログ(加藤研究会第六回) 大学発ベンチャーによるスマート林業の社会実装    ☆はじめに 加藤研究会を母体にしてスマート林業の社会実装に取り組む大学発ベンチャーについて紹介します。精密林業計測株式会社は2017年に設立された信州大学認定の大学発ベンチャー企業です。森林計測・計画学(加藤)

ドローンやAI活用 デジタル在庫で木材受注生産

□ 椎野潤ブログ(加藤研究会第五回)  ドローンやAI活用 デジタル在庫で木材受注生産    昨年末に、読者に夢を与える明るい話題ということで、新聞社より正月特集記事の取材を受けていた所、仕事始めの1月4日、信濃毎日新聞の朝刊1面に、皆様と一緒に取り組む林業と建築のデータ連携の内容が表題で

「NPO法人おおすみ100年の森」活動報告 R4年12月

□ 椎野潤ブログ(大隅研究会第五回)  「NPO法人おおすみ100年の森」活動報告 R4年12月 大竹野千里 今回は、『おおすみ100年の森』のFSC森林認証、グループ認証取得についての進捗についてご報告いたします。 1.森林認証の視察研修(10月18日〜19日) 球磨村森林組合          

ウッドデザイン賞2022を受賞して

□ 椎野潤ブログ(加藤研究会第四回) ウッドデザイン賞2022を受賞して    ウッドデザイン賞2022受賞に貢献した加藤研究室の学生、信州大学農学部森林計測・計画学研究室修士1年の唐澤亮君と農学部4年生の光門舞花さんからの報告です。   この度「ドローンtoハウジング〜建築と森