日韓自治体が協力で突破 鳥取県 IT導入や人口減対策

椎野 潤(しいの じゅん) 2025年9(研究報告№151) 「巻頭の一言」 日本と韓国が国交を正常化して60年になります。両国の友好親善は進み、2024年度の自治体の交流件数は、過去10年間で最多となりました。距離が近く文化も似た日韓は、経済力も接近し、少子高齢化など共通課題も多く抱えています。自

スーパーサイエンスハイスクール 福井県 生徒が宇宙食開発 指定校 20年で3倍

椎野 潤(しいの じゅん) 2025年9(研究報告№150) 「巻頭の一言」 世界水準の科学技術人材の育成を高校時代から進める「スーパーサイエンスハイスクール(SSH、注1)が地方で成果を上げています。文部科学省が教育水準を認めて支援する指定校は20年で3倍に増えました。福井県では生徒が開発したサバ

脱炭素 自治体が主導

椎野 潤(しいの じゅん) 2025年8(研究報告№148) 「巻頭の一言」 日本が目指す2050年までの、二酸化炭素(CO2)など温暖化ガスの排出実質ゼロに向け、自治体主導の「地域脱炭素」の動きが広がっています。省エネ、再生可能エネルギーの拡大で、全国のCO2排出量は2022年度までの9年間で23

社会貢献競うゼブラ企業の考察と森林に貢献する企業からの返信

椎野 潤(しいの じゅん) 2025年8(研究報告№147) 「巻頭の一言」 ビジネスの成長と社会貢献を両立させる「ゼブラ企業(注1)」が全国で存在感を高めています。利益確保と社会課題の解決というお互いに相反するようにみえる目的の両立からゼブラ(シマウマ)と称されます。5年間で1.5倍に増えました。

椎野先生への返信

□ 椎野先生との往復書簡(第2回返信) 椎野先生への返信 酒井秀夫 椎野潤先生 椎野塾ブログへの執筆再開、お慶び申し上げます。 日頃の喧噪から離れて、クルーズ船でゆっくり港めぐりをできたらと想像するだけでもうらやましくなります。2024年の国内寄港回数が2479回もあるとは知りませんでした。仮に乗客

クルーズ船寄港、地域を潤す 裕福層30万円 周辺ツアー、昨年2479回、9地点で最多

□ 椎野先生との往復書簡(第2回) クルーズ船寄港、地域を潤す 裕福層30万円 周辺ツアー、昨年2479回、9地点で最多 椎野 潤 (しいの じゅん) 「巻頭の一言」 日本各地の港で大型クルーズ船の寄港が活発になっています。新型コロナウイルス禍で一時激減しましたが、国土交通省がまとめた2024年の国

人口減少に対応する地方の姿と国のかたち

□ 椎野先生との往復書簡(第1回返信) 人口減少に対応する地方の姿と国のかたち 本郷浩二 椎野先生、椎野塾ブログへの執筆再開、ありがとうございます。考えたことを書き連ねてみます。 私は、人口減少が日本の国のかたちを変えていくと思っています。 江戸時代前期に人口が急増し、中期から後期にほぼ3000万人

転職人材、地方で優遇、求人時の賃金、高知16%増、企業改革へ管理職Uターン

□ 椎野先生との往復書簡(第1回) 転職人材、地方で優遇、求人時の賃金、高知16%増、企業改革へ管理職Uターン 椎野 潤 (しいの じゅん) 「巻頭の一言」 人手不足を背景に転職市場の活況が地方へ波及しています。主要転職サイトに掲載された正社員の求人を勤務地ごとに集計しますと、沖縄・高知の2県で募集

川下から川上へ 山佐林業の“持続可能”を目指した取り組み経過報告

□ 椎野潤ブログ(大隅研究会第24回) 川下から川上へ 山佐林業の“持続可能”を目指した取り組み経過報告 山佐ホールディングス株式会社 代表取締役社長 佐々木 政典 おおすみ 100 年の森に参加しております山佐林業株式会社の佐々木と申します。不勉強により諸先輩方のような情報発信は出来ません。イレギ

地域産業と森林資源の適切で持続可能な関係性(バランス)の構築③

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第53回) 地域産業と森林資源の適切で持続可能な関係性(バランス)の構築③ 合同会社木人舎代表社員 椎葉博紀 地域産業と森林資源の適切で持続可能な関係性の構築に向け、個人や法人の枠組みでは乗り越えるのが難しい社会的制度的課題、それは次の三点です。 1点目。 森林の所有形態