クルーズ船寄港、地域を潤す 裕福層30万円 周辺ツアー、昨年2479回、9地点で最多

□ 椎野先生との往復書簡(第2回) クルーズ船寄港、地域を潤す 裕福層30万円 周辺ツアー、昨年2479回、9地点で最多 椎野 潤 (しいの じゅん) 「巻頭の一言」 日本各地の港で大型クルーズ船の寄港が活発になっています。新型コロナウイルス禍で一時激減しましたが、国土交通省がまとめた2024年の国

転職人材、地方で優遇、求人時の賃金、高知16%増、企業改革へ管理職Uターン

□ 椎野先生との往復書簡(第1回) 転職人材、地方で優遇、求人時の賃金、高知16%増、企業改革へ管理職Uターン 椎野 潤 (しいの じゅん) 「巻頭の一言」 人手不足を背景に転職市場の活況が地方へ波及しています。主要転職サイトに掲載された正社員の求人を勤務地ごとに集計しますと、沖縄・高知の2県で募集

林業経営における「規模の経済」

□ 椎野潤ブログ(金融研究会第20回) 林業経営における「規模の経済」 文責:角花菊次郎 今回は、わが国の林業が突きつけられている課題を経営学界隈で使われている「規模の経済」という経営戦略上の概念を通して考えてみたいと思います。 国産材については、大規模な製材工場や合板工場の需要に対し、原木丸太の供

ドローンToハウジングの実践から見えたもの④林業が住宅産業に伍していくために

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第17回) ドローンToハウジングの実践から見えたもの④林業が住宅産業に伍していくために 文責:文月恵理 木島平のカラマツ林をリモートセンシングしたデータを伐採・造材に生かし、住宅の建築にまで繋げた実証実験、その結果を一言で言えば、住宅産業が基準とする品質レベルに、林業側

ドローンToハウジングの実践から見えたもの③信州カラマツを活かした建築の底力 

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第16回) ドローンToハウジングの実践から見えたもの③信州カラマツを活かした建築の底力 文責:文月恵理 2023年5月、カラマツは木島平の山から伐り出され、地域でカラマツを専門に扱う製材工場に運ばれました。カラマツは、乾燥した後も曲がったり反ったりすることが多いとされ、

企業的森林経営について(2)

□ 椎野潤ブログ(金融研究会第15回) 企業的森林経営について(2)   文責:角花菊次郎 前回、「企業的森林経営」とは具体的にどのような経営スタイルなのか、そのポイントとして、企業的森林経営においては適正な原価計算による会計処理・経営成績の把握が大前提であるということを述べました。 今回

2024 年頭にあたって 塾頭 酒井秀夫

□ 椎野潤ブログ (塾頭 酒井秀夫 年頭所感) 年が明け、気持ちも新たに新年をお迎えのことと思います。例年ですと祝辞を述べるべきかもしれませんが、世界では戦争状態を抱えたままの年明けとなり、多くの方が厳しい状況にさらされていると思うと他人事ではないような気がいたします。旧年中はこのブログで毎回、他で

恒久仕様の木造モバイル建築とは(その4) ~ モバイル建築の地産地消化と希望の林業への取り組み ~

□ 椎野潤ブログ(長坂研究会)  恒久仕様の木造モバイル建築とは(その4) ~ モバイル建築の地産地消化と希望の林業への取り組み ~   一般社団法人日本モバイル建築協会 代表理事 長坂俊成 日本モバイル建築協会は、全国の森林とつながる恒久仕様の木造モバイル建築の開発と普及に取り組んでいる

地域における森林・林業のポテンシャルについて

□ 椎野潤ブログ(大隅研究会第13回) 地域における森林・林業のポテンシャルについて   私は、大隅森林組合の代表理事組合長の下清水久男と申します。よろしくお願いいたします。私は、東京の大学で農業を学び、地元の鹿屋市役所に就職し36年間、農政一筋で業務に携わってきました。退職後、現在の大隅

恒久仕様の木造モバイル建築とは(その3) ~ 公民連携によるモバイル型応急住宅の社会的備蓄 ~

□ 椎野潤ブログ(長坂研究会)  恒久仕様の木造モバイル建築とは(その3) ~ 公民連携によるモバイル型応急住宅の社会的備蓄 ~   一般社団法人日本モバイル建築協会 代表理事 長坂俊成 1.モバイル建築の大型パネル化と国産材を利用した地産地消化 国内で普及しつつある木造モバイル建築には主