集成材への思い

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第24回) 集成材への思い 文責:文月恵理 無垢材が一番いい、集成材はまがい物、私は長い間そんな思い込みに囚われていた。森林・林業にのめり込むきっかけとなった2006年の家づくり体験塾では、手刻みに拘る大工さん達から教えを受けたが、彼らは、木材の寿命より接着剤の保持期間は

ドローンToハウジングの実践から見えたもの④林業が住宅産業に伍していくために

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第17回) ドローンToハウジングの実践から見えたもの④林業が住宅産業に伍していくために 文責:文月恵理 木島平のカラマツ林をリモートセンシングしたデータを伐採・造材に生かし、住宅の建築にまで繋げた実証実験、その結果を一言で言えば、住宅産業が基準とする品質レベルに、林業側

ドローンToハウジングの実践から見えたもの③信州カラマツを活かした建築の底力 

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第16回) ドローンToハウジングの実践から見えたもの③信州カラマツを活かした建築の底力 文責:文月恵理 2023年5月、カラマツは木島平の山から伐り出され、地域でカラマツを専門に扱う製材工場に運ばれました。カラマツは、乾燥した後も曲がったり反ったりすることが多いとされ、

ドローンToハウジングの実践から見えたもの②デジタル技術の最前線と課題

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第15回) ドローンToハウジングの実践から見えたもの②デジタル技術の最前線と課題 文責:文月恵理 2022年の10月、信州大学発のベンチャー企業:精密林業計測と、信州大学の院生・学生からなる計測班が木島平のカラマツ林に入りました。長野五輪のジャンプ競技場のすぐ近くという

ドローンToハウジングの実践から見えたもの ①地域材を使うことの意義

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第14回) ドローンToハウジングの実践から見えたもの ①地域材を使うことの意義 文責:文月恵理 2023年11月9日、長野県松本市内で、後の歴史に残るかもしれない、ある住宅の上棟が行われました。設計図書を元に必要な部材を算出、そこから最適な造材を割り出し、立っている木と

再造型林業協定の内容と意義

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第十回) 再造型林業協定の内容と意義   文責:文月恵理 先日、前回のブログでお伝えした「再造林費用を上乗せした価格での木材取引協定」の内容が明らかになりました。ウッドステーション株式会社(以下ウッドステーション)のプレスリリースによると、大手の2×4建築資材供

「国内初」ドローンtoハウジング 第1回現地検討会を開催

□ 椎野潤ブログ(加藤研究会第九回)「国内初」ドローンToハウジング 第1回現地検討会を開催   5月29日(月曜日)、スマート林業のドローンtoハウジング-デジタル在庫情報から乱尺丸太の造材- 第1回現地検討会を木島平村カラマツ林にて開催しました。 これは、林野庁「新しい林業」経営モデル事業「川上

再造林保証木材供給協定のインパクト

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第九回)  再造林保証木材供給協定のインパクト 文責:文月恵理 今、ある木材供給事業者と木材需要者との間で、再造林を前提とした取引協定の準備が進んでいるそうです。締結前なので詳細はわかりませんが、木材の取引価格に再造林費用を上乗せしようとするものだと聞き、私はそんな事が可

国産材を選べない家づくり

□ 椎野潤ブログ(金融研究会第七回) 国産材を選べない家づくり   文責:角花菊次郎 国産材をふんだんに使った家に住みたい。そのような理想を思い描く人は多いと思いますが、現実にはコストの壁に阻まれ、国産材の家づくりは高嶺の花となっています。国産材といった木材だけではなく、その他の建材や様々

大学発ベンチャーによるスマート林業の社会実装

□ 椎野潤ブログ(加藤研究会第六回) 大学発ベンチャーによるスマート林業の社会実装    ☆はじめに 加藤研究会を母体にしてスマート林業の社会実装に取り組む大学発ベンチャーについて紹介します。精密林業計測株式会社は2017年に設立された信州大学認定の大学発ベンチャー企業です。森林計測・計画学(加藤)