森林組合の行方―林業サプライチェーンの実現に向けて「森林の資源倉庫化」

□ 椎野潤ブログ(堀澤研究会第4回)  森林組合の行方―林業サプライチェーンの実現に向けて「森林の資源倉庫化」 堀澤正彦 「あてにならなかったからだよ」駆け出しのころ、懇意の製材会社の社長に地域産の丸太を使わなかった理由を問うたときのこの返答が前回の原稿を書きながらよみがえり脳裏をめぐっていました。

木材先物取引について(4)

□ 椎野潤ブログ(金融研究会第19回) 木材先物取引について(4) 文責:角花菊次郎 前回まではわが国において木材先物取引を導入する意義、その必要性について考えてきましたが、今回は導入にあたっての課題について少し考えてみたいと思います。 一言、「木材」を扱うといっても伐採木(timber)、丸太(l

2025 年頭にあたって 塾頭 酒井秀夫

□ 椎野潤ブログ(塾頭 酒井秀夫 年頭所感) 元旦の光は希望に満ちています。しかし、昨年は大変な年明けでした。能登の方々にはあらためてお見舞い申し上げます。 今年は昭和100年にあたりますが、関東大震災からは102年になります。この間、第2次世界大戦も経験しました。防災庁の創設が検討されてはいますが

2025 年頭にあたって 塾頭 本郷浩二

□ 椎野潤ブログ(塾頭 本郷浩二 年頭所感) 私が森林・林業関係の仕事をし始めて42年になりますが、この間、今ほど、日本の産業界・経済界が森林の整備・保全や木材の利用に関心を高めたことはなかったように思います。 その42年の間には、リゾート開発の波でゴルフ場やスキー場、別荘への森林の開発に一斉に目が