2025 年頭にあたって 塾頭 酒井秀夫

□ 椎野潤ブログ(塾頭 酒井秀夫 年頭所感) 元旦の光は希望に満ちています。しかし、昨年は大変な年明けでした。能登の方々にはあらためてお見舞い申し上げます。 今年は昭和100年にあたりますが、関東大震災からは102年になります。この間、第2次世界大戦も経験しました。防災庁の創設が検討されてはいますが

2025 年頭にあたって 塾頭 本郷浩二

□ 椎野潤ブログ(塾頭 本郷浩二 年頭所感) 私が森林・林業関係の仕事をし始めて42年になりますが、この間、今ほど、日本の産業界・経済界が森林の整備・保全や木材の利用に関心を高めたことはなかったように思います。 その42年の間には、リゾート開発の波でゴルフ場やスキー場、別荘への森林の開発に一斉に目が

大隅地域の林業における課題

□ 椎野潤ブログ(大隅研究会第19回) 大隅地域の林業における課題 おおすみ100年の森副理事 大隅森林組合 下清水久男 組合長 大隅地域では、15年程前から主伐が進んでいる。その為、木材生産や再造林及び下刈が県内でも抜きんでている。一時は苗木不足もあったが、今は解消されつつある。再造林については、

国産無垢材は断熱等級6以上に対応できるか

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第46回) 国産無垢材は断熱等級6以上に対応できるか 木村木材工業株式会社 代表取締役 木村 司 11月29日に国土交通省・環境省から発表された「子育てグリーン住宅支援事業」の中で、断熱等性能等級6(以下、『断熱等級6』と略します)以上を要件とした「GX志向型住宅」が補助

日本人らしく木を使うことを考える

□ 椎野潤ブログ(伊佐研究会第18回) 日本人らしく木を使うことを考える 竹中工務店の大工道具館を訪問したことがある方は多いと思います。風景に調和する意匠造形の建築物、また木材の表現美しさは素晴らしく、学ぶべきところが多くあります。そしてやはりこの大工道具館の見どころは大工道具の展示で、その種類の多

森林組合の行方―林業サプライチェーンの実現に向けて「山側の情報活用」

□ 椎野潤ブログ(堀澤研究会第3回)  森林組合の行方―林業サプライチェーンの実現に向けて「山側の情報活用」 堀澤正彦 昨今、住宅着工件数の落ち込みが話題に上がっています。製材業者も影響を受けているのは言うまでもありません。九州地方のとある森林組合が製材事業を停止したとのニュースも耳にしました。半面

木材先物取引について(3)

□ 椎野潤ブログ(金融研究会第18回) 木材先物取引について(3) 文責:角花菊次郎 前回は、木材取引における価格変動リスクのヘッジとヘッジを成立させる投機の役割について考えてきました。今回はヘッジと投機のせめぎ合いの中で形成された先物価格の役割と、先物取引や先物取引所の機能について考えてみたいと思

「大隅の森の恵を活かす理念とビジネス」講演会

□ 椎野潤ブログ(大隅研究会第18回) 「大隅の森の恵を活かす理念とビジネス」講演会 おおすみ100年の森理事長 大竹野千里 “大隅の森の恵を活かす理念とビジネス”と題しまして、NPO主催の講演会を11月8日に行いました。 柳沢林業代表取締役、原薫氏を講師に御招きし、受講者には森山衆議院議員始め、地

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第45回) 過剰の後には不足が来る 木村木材工業株式会社 代表取締役 木村 司 今年に入ってから、輸入材の在庫が増えています。東京港の製材品在庫は 北米材、欧州材、ロシア材の合計で12万m3を超えていて、特に欧州材の在庫の多さが目立ちます。(添付グラフ「『東京港製材品在庫

サザエさん森へ行く 植樹ツアーin秩父2024

□ 椎野潤ブログ(伊佐研究会第17回)  サザエさん森へ行く 植樹ツアーin秩父2024 2024年10月27日(日)、「サザエさん森へ行く 植樹ツアーin秩父2024」を開催いたしました。同イベント事務局(一般社団法人ウッドデザイン協会、伊佐ホームズ株式会社)主催で、お施主様、ご関係者をはじめとし