企業的森林経営について(2)

□ 椎野潤ブログ(金融研究会第15回) 企業的森林経営について(2)   文責:角花菊次郎 前回、「企業的森林経営」とは具体的にどのような経営スタイルなのか、そのポイントとして、企業的森林経営においては適正な原価計算による会計処理・経営成績の把握が大前提であるということを述べました。 今回

再造林への思い

□ 椎野潤ブログ(大隅研究会第15回) 再造林への思い おおすみ100年の森理事 岩﨑 理恵 昨年、屋久島は世界遺産登録30周年を迎え、屋久島の魅力を新たに認識し、持続可能な島づくりに向けた今後の課題や取組を考える良い機会となりました。私が、創業65年。本土最南端の大隅の地で、林業と屋久杉専門木工業

ドローンToハウジングの実践から見えたもの②デジタル技術の最前線と課題

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第15回) ドローンToハウジングの実践から見えたもの②デジタル技術の最前線と課題 文責:文月恵理 2022年の10月、信州大学発のベンチャー企業:精密林業計測と、信州大学の院生・学生からなる計測班が木島平のカラマツ林に入りました。長野五輪のジャンプ競技場のすぐ近くという

2004 年頭にあたって 塾頭 本郷浩二

□ 椎野潤ブログ(塾頭 本郷浩二 年頭所感)     皆様、今年もよろしくお願いいたします。 元日に、能登半島で大きな地震が発生し、多大な被害が出ました。まずもって、亡くなられた方のご冥福と安否がわからない方のご無事をお祈りいたしますとともに、被災された方に心よりお見舞い申し上げます。私の

2024 年頭にあたって 塾頭 酒井秀夫

□ 椎野潤ブログ (塾頭 酒井秀夫 年頭所感) 年が明け、気持ちも新たに新年をお迎えのことと思います。例年ですと祝辞を述べるべきかもしれませんが、世界では戦争状態を抱えたままの年明けとなり、多くの方が厳しい状況にさらされていると思うと他人事ではないような気がいたします。旧年中はこのブログで毎回、他で

令和5年(2023年)を振り返って

□ 椎野潤ブログ(伊佐研究会第15回) 令和5年(2023年)を振り返って   11月中旬、一般社団法人日本林業経営者協会で講演をさせて頂き、それを機に複数名の日本で有数の大山主、林業経営者の方々と交流をさせて頂く機会を頂戴しました。その中で特に感じたことはその方々は、林業における現代の様

恒久仕様の木造モバイル建築とは(その5) ~まちづくりとの調和と動産としての新たな価値の創出~

□ 椎野潤ブログ(長坂研究会)  恒久仕様の木造モバイル建築とは(その5) ~まちづくりとの調和と動産としての新たな価値の創出~   一般社団法人日本モバイル建築協会 代表理事 長坂俊成 1.まちづくりとの調和 日本モバイル建築協会は、森林とつながる恒久仕様の木造モバイル建築の普及に取り組

企業的森林経営について(1)

□ 椎野潤ブログ(金融研究会第14回) 企業的森林経営について(1)   文責:角花菊次郎 前回、自然条件および森林管理の条件が揃っている森林については企業的な経営を志向することによって、持続的な森林資源の利用・管理が実現可能になるといったことを述べました。 では、「企業的森林経営」とは具

佐伯広域森林組合の視察11月21日~22日

□ 椎野潤ブログ(大隅研究会第14回)  佐伯広域森林組合の視察11月21日~22日   おおすみ100年の森 森田俊彦 今回、ウッドステーション㈱塩地会長のおすすめも有り、おおすみ100年の森の研修視察を佐伯広域森林組合でウイング㈱倉田さん一行や宮崎県環境森林部他の皆様とご一緒させてもら

ドローンToハウジングの実践から見えたもの ①地域材を使うことの意義

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第14回) ドローンToハウジングの実践から見えたもの ①地域材を使うことの意義 文責:文月恵理 2023年11月9日、長野県松本市内で、後の歴史に残るかもしれない、ある住宅の上棟が行われました。設計図書を元に必要な部材を算出、そこから最適な造材を割り出し、立っている木と