IT関連 地方に需要  リモート副業をどう探すか

林業再生・山村振興への一言(再開)

 

2021年7月 (№121)

 

□ 椎野潤(続)ブログ(332) IT関連 地方に需要 リモート副業をどう探すか 2021年7月13日

 

☆前書き

リモート副業が、急速に拡がってきました。これをどう探せば良いのでしょうか。これを日本経済新聞の2021年6月15日(夕刊)が書いています。今日は、これを取り上げてブログを書きます。まず、この記事の「書き出し文」の引用から始めます。

 

☆引用

新型コロナウイルス禍は、自宅でできる「リモート副業」の選択肢を広げた。本業の勤務時間が減ったり、在宅勤務で通勤時間が浮いたりして、大企業でも副業を解禁する動きが広がってきた。自分のスキルや目的に適したリモート副業(注1)の見付け方をさぐった。(参考資料1、2021年6月15日、日本経済新聞(夕刊)から引用)

 

☆解説

リモート副業(注1)は、どう探せば良いのか、さまざまな仕事を仲介する「仲介企業」の大手クラウドワークスで、副業促進に携わっている田中堅士郎さんは、「副業には主に3種類ある」「これを使い分ければ良い」と助言しています。

その第1の型は「マーケッティング型」です。この型は「副業を募集する企業と求職者が、お互いに広く情報を公開するタイプです。このマーケット型は、結局、集団お見合いです。手軽に始められる一方で、他の求職者との競争も激しいのです。

第2の型は「エージェント型」です。このタイプは自分で仕事を見付ける負担は少ないのですが、求められるスキルが、ITエンジニア、デザイナーといった一部の職種に限られる傾向があります。第3の型は「紹介型」です。このタイプは、報酬などを自分で交渉することになります。

この記事は、「リモート副業」を始めた人の具体的な事例を紹介しています。神戸市に住む旅行会社会社員の稲垣香織さんは、2020年10月に、リモート副業をはじめました。神戸市役所からSNS(交流サイト)運用の仕事を請負い、毎月3万円ほどの副収入を得ています。

業務内容は、神戸市の公式インスタグラムに投稿する写真や文章の作成です。同市内の観光スポットや飲食店を実際に訪れ、写真を撮り魅力を伝える文章を書きます。市の担当者のチェックを受けたうえで、月に6件ほど投稿しています。この副業は、採用面接から写真や文章のチャックまで、本業のメールマガジン執筆にも生かせており、働き甲斐と副収入を両立させています。

このように、自分で副業を始めることになった人には、他のニーズの人もいます。経理業務の外注支援などを手掛けるニット(東京・品川)で、法人営業をしている森克宣さんは、2019年から副業でアパレルブランドの運営に携わりました。本業とは畑違いなのですが、「消費者向けマーケティング」もできるようになりたいと、始めたのです。

副業で、アパレル販売を伸ばした実績をプロフィルに書いてマーケット型のサイトに登録したところ、マーケティング支援の副業先が3社増えました。多い月には、20万円ほどの副収入になっています。(参考資料1、2021年6月15日、日本経済新聞(新田栄作)を参照引用して記述)

 

☆まとめ

コロナ下で業績を問わず全国的に、オンライン会議などの環境が整って、東京の会社員が地方企業でリモート副業するケースが増えています。仲介会社のJOINS(東京・千代田)では、登録する地方企業が800社と1年前の5倍に伸びました。同社は、IT関連分野では、大企業では普通の知見でも、地方の中小企業では重宝がられることは多いと話しています。営業支援ツールやウェブ会議ツールの導入などでは、高度のIT専門人材でなくとも引き合いがあります。目標や進捗をこまめにすり合わせれば、遠隔でも支障はないのです。

でも、副業で働きすぎは禁物です。気軽に始めてみたが、本業が忙しくなり過ぎて、続けられなくなった人や、体調を崩した人は多いのです。自身のキャリア形成を視野に入れつつ、無理なく続けられる副業を進めることが、凄く重要だと思います。(参考資料1、日本経済新聞、2021年6月15日(夕刊、新田栄作)を参照引用して記述)

 

(注1)リモート副業:リモートワークで出来る副業。リモートワーク:企業のオフィスから離れた場所で仕事をする働き方。

 

参考資料

(1)日本経済新聞、2021年6月15日(夕刊)。

 

[付記]2021年7月13日。

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