伊佐裕さんから、かなり前から、「秩父FOREST」という、魅力的な活動の話しをうかがっていました。森林パートナーズを書いているとき、「それも私のブログに、書かせていただけませんか」とうかがいますと、ご快諾いただき、さっそく、資料を送ってくださいました。今日から、そのブログを書きます。
林業再生・山村振興への一言(再開)
2020年11月(№48)
□椎野潤(続)ブログ(259)秩父FOREST (その1)
秩父FOREST出発 2020年11月6日
☆前書き
伊佐裕さんは、前々回と前回のブログでお伝えした「森林パートナーズ(注1)」の他に、もう一つ貴重な団体を作られています。それは「秩父FOREST(注2)」です。これは伊佐裕さんが立ち上げた任意団体です。これは「森林の尊さを都市部の人々に伝えたい」と、伊佐さんが考えられて設立したものです。植樹など森林活動を通して、都市部の人々と秩父の人々の交流を進め、森林の尊さを伝えていくグループです。
伊佐さんから、「秩父FOREST〜Chichibu Forest Project〜」と題する資料(参考資料1)をいただきました。まず、これを引用してブログを書きます。
☆引用
[私たちにとっての秩父とは?]
東京都世田谷区を中心に注文住宅を設計施工してきたなかで、近年は木造住宅の構造材に秩父材を使用しています。秩父の材は独自に開発した木材流通で、山元の収益性が上がっており、トレーサビリティを確保している仕組みです。
秩父市の森林関係者に通い続けたことで、森林関係者の山に対する先代からの思いや、その思いを汲んで伐った木材で建築するだけでなく、森林を整備し続けなければならない森の尊さに感銘して、植樹活動の募集を始めました。
秩父産木材で建築された家に住む「家族」「子ども」に、この森林の尊さを将来にわたり理解してもらうための活動として、「未来につなぐカエデの森づくり」を5年ほど続けています。
この活動の延長線上を考え、さらにもっと多い都市部の人々に知ってもらいたいと、自ら様々な団体に声をかけ、賛同してもらった複数の団体と、集まって出来たのが「秩父FOREST」です。
[「家族の森」「木霊の森」構想 in 秩父]
木材産業を発展させ森林環境を守るためにも、森林の総合的価値並びに木の文化の本質を、都市部の消費者や次世代を担う子供たちに伝え、森という場所に親しみを持ってもらうことが、何よりの力となり、森林林業を支えることができると考え、「家族の森」「木霊の森」という植樹活動の実践へ取組むこととしました。
多くの皆さまと共に、この活動を盛り上げて参りたいと思います
。ここに「秩父FOREST」の「家族の森」の活動に参加する、全てメンバーが集結します。これは大変楽しみなイベントです。この植樹祭と、それにいたる数々の苦労の道について、づづくブログ(その2〜3)に書きます。
(注1)森林パートナーズ:森林の維持・再生を掲げて伊佐裕が設立。設立2017年。
(注2)秩父FOREST:森林の尊さを都市部の人々に伝えたいと、伊佐裕が設立。
(注3)SDGs:2015年9月の国連総会で採択された、2030年に向けた国際的な開発目標。
☆参考資料
(1)秩父FOREST〜Chichibu Forest Project 〜、Chichibu Forest CO、2020年4月25日。
[付記]2020年11月6日
[コメント]秩父ミューズパーク植樹に是非参加してください。
秩父ミューズパーク昆虫の森 「秩父FOREST」のプレ植樹祭
2020年11月14日(土)10時現地集合
交通案内
(電車) 西武池袋駅発07:30(ちちぶ5号)西武秩父駅着08:59
現地直行バス 西武秩父駅発09:30(循環バス)スポーツの森着09:51
(車) 関越自動車道・花園より約40分
秩父ミューズパーク 第3駐車場をご利用ください。
秩父FORESTホームページhttps://chichibu-forest.com/よりお申込みください。