2021年は希望に満ちた年になります。(その3)

林業再生・山村振興への一言(再開)

 

2021年1月(№67)

 

□ 椎野潤(続)ブログ(278) 新年おめでとうございます

2021年 南九州鹿児島での林業再生・山村振興の新しい夜明け 2021年1月8日

 

☆新年おめでとうございます 2021年1月8日 椎野 潤

2021年は希望に満ちた年になります。今日の正月ブログは、小森胤樹さん、森田俊彦さんのご挨拶です。

 

☆サプライチェーン構築のためのコンサルティングフォレスター。 2021年1月8日

ぎふフォレスター協会 代表理事 小森胤樹

 

「椎野先生、ブログを読んで頂いている皆様、新年明けましておめでとうございます。

昨年は、椎野先生を通じて、市町村の林務行政のバックアップをする民間のフォレスターの必要性について、私の考えをご紹介していただきました。新年といういい機会なので、なぜ、私が椎野先生にブログにて紹介してもらうことになったのかを振り返ることから始めたいと思います。

椎野先生のご著書、「ロジスティックスから考える、林業のサプライチェーン構築(参考資料1)」を2018年7月に拝読し、先生にお会いしてもっと勉強したくなった私は、知り合いを通じて、先生をご紹介していただきました。それ以来、数ヶ月に一度、東京にいく際に近況報告をして、アドバイスをいただいてきました。

あれから2年半が経過し、ぎふフォレスター協会(注1)を設立し、昨年も複数の都道府県の林務担当職員向けの研修会の講師としてお話しさせていただきました。私が受け持っているのは、林務担当となって3年未満の方向けの研修。参加者の半分は、今年から林務担当になりましたという方々です。移動で担当になったから一から学ばなければならない人達です。

私自身、林業の世界に入り19年が経とうとしていますが、いまだ学ばなければならないことが多いのです。ただ知識だけを持っていても意味がない。それを知恵に変えることが、とても重要です。

林業の現場技能者からこの世界に入り、民間事業体の代表を務め、今は森林総合監理士として活動しています。この経験から感じているのは、日本の林業は部分最適を行っても良くならないということです。全体最適が必要です。そんなことを考えているときに椎野先生のご著書に出会いました。地域に適したサプライチェーン(注2)の構築が日本の林業には必要だということです。市町村の置かれている状況は様々です。私はサプライチェーン構築のために、コンサルティングフォレスター(注3)というポジションの人間が必要だと考えています。

昨年、椎野先生を通じて、南大隅町長の森田さんをご紹介いただきました。今年2月に現地で、地域のステークホルダー(注4)の方のお話しを伺う機会を作っていただきましたので、このご縁を大事にしたいと思っています。これからも日本の林業が少しでも良くなるために仕事をしていきたいと思います。(「 」内は小森胤樹著作から引用)」

 

 

☆2021年 南九州鹿児島での林業再生・山村振興の新しい夜明け

2021年1月8日 鹿児島県南大隅町 町長森田俊彦

 

「2021年 明けましておめでとうございます。昨年はコロナ感染症対策に翻弄された年でした。ほとんどの事業イベントが、中止、延期、縮小となり、閉塞感を抱える年でした。南大隅町でも感染者が年末に複数発生しまして、高齢者の多い町として対応に紛糾しました。年末年始も医療従事者や関係者各位は今も奮闘されておられることに、敬意を表しますと共に感謝を申し上げます。

昨年末に動き始めた森林経営管理組織の設立に向けた、1市3町の動向と私見を踏まえて、今年の抱負をお便りいたします。

2020年12月に市町の事務方で協議してもらいました。やはり残念ながら森林経営管理や環境税への取組は、考え方はまちまちであり、能動的とは言えない状況でした。どちらかと言えば、森林組合のような団体組織に丸投げのムードです。

ある程度覚悟しておりましたので、この状況を森林組合長を含め、民間団体の方々と12月25日に、現状報告と今後の協議を図りました。これからの林業のこと考えると、今回が最後のチャンスであろう事や、今やらなければ間に合わない等の意見の一致をみました。

2月に小森さんに、鹿児島県町村会で講演頂く予定ですが、その後に大隅地区でもご講演を願い、各市町、官民が一緒に聴講し、同じ目標と意識を持ち、その後協議の場を設けられればと思います。そのために1月の早い頃に、私と組合長とで各市町を訪問して、その講演と協議への参加を呼びかけたいと思います。

先ずは、足並みを揃え一歩踏み出すところからになります。各市町、民間のそれぞれの意見の擦り合わせには少し時間を要すると思いますが、大事に進めたいと思います。

行政が今後抱える課題の解決や林業事業体の育成、森林林業の持続性が、今年に掛かっていると痛感しています。(「 」内は森田俊彦著作から引用)」

 

(注1)一般社団法人ぎふフォレスター協会:市町村の森林行政支援や民間事業体の森林監理のアドバイス、実行管理を行うことを目的に、岐阜県が認定する岐阜県地域森林監理士4名(内森林総合監理士2名)と森林総合監理士1名で設立した一般社団法人。本店、岐阜県郡上市、設立2019年11月。

(注2)サプライチェーン: 商品やサービスの供給の連鎖のこと。狭い意味では、製品が消費者に渡るまでの供給の連鎖を示しており、広い意味では、原材料からリサイクルにいたる広大なサプライの連鎖を示している。

(注3)コンサルティングフォレスター:市町村等に対し、森林行政支援や民間事業体の森林監理などのコンサルタントを行うフォレスター。

(注4)ステークホールダー(stakeholder):企業・行政・NPO等の利害と行動に、直接・間接の利害関係を有する者を指す。日本語では利害関係者。具体的には、消費者(顧客)、従業員、株主、債権者、仕入先、得意先、地域社会、行政機関など。

 

参考資料

(1) 椎野潤著:椎野先生の「林業ロジスティクスゼミ」 ロジスティックスから考える、林業のサプライチェーン構築、全国林業改良普及協会、2017年2月20日。

 

[付記]2021年1月8日。椎野潤記。

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