森林資源の特性と管理について

□ 椎野潤ブログ(金融研究会第13回) 森林資源の特性と管理について   文責:角花菊次郎 森林を人間が使うための資源として、また人間の生活を脅かす天災からの防波堤として、利用・管理していくことはとても難しいことです。なにせ相手は生き物。それも他の生物と密接な関係性を築き、生態系を構成して

地域における森林・林業のポテンシャルについて

□ 椎野潤ブログ(大隅研究会第13回) 地域における森林・林業のポテンシャルについて   私は、大隅森林組合の代表理事組合長の下清水久男と申します。よろしくお願いいたします。私は、東京の大学で農業を学び、地元の鹿屋市役所に就職し36年間、農政一筋で業務に携わってきました。退職後、現在の大隅

山仕事を夢みて流れついた先は島根県の離島だった(その3)

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第13回)  山仕事を夢みて流れついた先は島根県の離島だった(その3) 文責:藤本 淳 意識改革。その為の徹底的な現状把握・情報発信が必要と考えます。 地域課題について生活環境を考えた時に優先順位をつけたとしたら『森林環境』とは果たして何番目に上がってくるのでしょうか。居

大都市東京の災害時に必要な応急仮設住宅

□ 椎野潤ブログ(伊佐研究会第13回) 大都市東京の災害時に必要な応急仮設住宅   椎野ブログで一般社団法人日本モバイル建築協会代表理事の長坂先生が連載中の「恒久仕様の木造モバイル建築とは」は非常に大事な研究内容であります。規格化され工場生産されたユニットを搬送し、迅速に建設することができ

恒久仕様の木造モバイル建築とは(その3) ~ 公民連携によるモバイル型応急住宅の社会的備蓄 ~

□ 椎野潤ブログ(長坂研究会)  恒久仕様の木造モバイル建築とは(その3) ~ 公民連携によるモバイル型応急住宅の社会的備蓄 ~   一般社団法人日本モバイル建築協会 代表理事 長坂俊成 1.モバイル建築の大型パネル化と国産材を利用した地産地消化 国内で普及しつつある木造モバイル建築には主

森林管理の副収入

□ 椎野潤ブログ(金融研究会第12回) 森林管理の副収入   文責:角花菊次郎 流行り言葉。思い返せばバブル崩壊後の1990年代あたりから経済、社会、環境分野で3文字アルファベットやカタカナ言葉が流行り出しました。 経済価値至上主義が数々の弊害を生んだ反省からでしょう、企業分野では、CSR

大隅地域の林産業をモリアゲる講演会

□ 椎野潤ブログ(大隅研究会第12回) 大隅地域の林産業をモリアゲる講演会   大竹野千里 令和5年7月15日に、鹿屋市森林認証協議会後援のもと講演会を実施致しました。 演者は、『株式会社モリアゲ』代表の長野麻子様。長野さんは、元農林水産省の官僚でありながら、日本の森を元気にすることこそ天

書籍「コスパ病」に学ぶ

□ 椎野潤ブログ(伊佐研究会第12回) 書籍「コスパ病」に学ぶ   私の学びの先輩であり、友である小島尚貴さんが執筆された「コスパ病:貿易の現場から見えてきた『無視されてきた事実』」は現代日本経済の病根とその根本的な解決の糸口が見事に表されています。多くの日本人消費者が知らない、また当事者

山仕事を夢みて流れついた先は島根県の離島だった(その2)

□ 椎野潤ブログ(塩地研究会第12回)  山仕事を夢みて流れついた先は島根県の離島だった(その2) 文責:藤本 淳 前回の語りでは離島地域で森林とどう向き合っているのか、さわりだけでも雰囲気が伝わったかと思います。 現在自分が拠点としている隠岐島前地域(3島3町村で構成:以下『島前』と記します)には

恒久仕様の木造モバイル建築とは(その2) ~ 公民連携によるモバイル型応急住宅の社会的備蓄 ~

□ 椎野潤ブログ(長坂研究会)  恒久仕様の木造モバイル建築とは(その2) ~ 公民連携によるモバイル型応急住宅の社会的備蓄 ~   一般社団法人日本モバイル建築協会 代表理事 長坂俊成 1 はじめに 一般社団法人日本モバイル建築協会(以下、当協会という。)は、南海トラフ地震や首都直下型大