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木材は森の記憶遺産

私たち人間や動物の体は、日々多くの細胞が壊れては新しく生まれ、外見上は何の変りも無いように見えても、中身は置き換わっていきます。生物学者で作家の福岡伸一氏の「動的平衡」という言葉に表されるように、分子レベルでは、半年前の自分と今とでは全く異なっているのです。一方、樹木では生きているのは樹皮に近い

知られざる木材の「乾燥」工程

山には沢山の木が生えています。その中でも、色々な木が雑多に生えている雑木林と違い、杉や檜など同じ種類の木が規則的に植えられているのが「人口林」です。人口林は、建物や船を造るのに適した真っすぐな木に育てやすいという理由で、人が苗を植えて世話をしてきた森です。木は大きく育つのに数十年、杉や檜の場合は

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