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森を巡るショートトリップ-カレンダーの景色

私は毎年、ある山岳雑誌の出版社のカレンダーを購入しています。一日の朝、カレンダーをめくる時は、いつもワクワクします。不思議と、自分にとってどんな月になるのか、あるいは自分がすべき事などが、その月の風景に現れている気がするからです。例えば、2018年の8月は、一面に広がる湖上からの景色でした。私は

森を巡るショートトリップ-絵画の森の少女

私の家の寝室には、一枚のリトグラフがかかっています。茶色と白のモノトーンで、深い森の中にいる少女が、キリっとした表情で斜め45度の方向を見つめています。片手の指には小鳥がとまり、もう片方の手で金属の環を持っています。その輪の中には、銀河や恒星が描かれているように見えるのです。この絵を買ったのは、

林業ビジネスチャレンジ-異能異才セミナー

2019年の秋、以前勤めていた旅行会社グループで、多様性を認め合い、働きやすい会社を作るキャンペーンがありました。そのイベントの一つに「異能異才セミナー」という催しの告知があり、目にした私は迷わず応募したのです。本来の仕事とは関係が無いけれど、趣味や副業で、人には無い特殊な技能・才能を持っている人に

林業ビジネスチャレンジ-福島視察

2018年に自力でホームページを開設した頃、私は「FORESTREAM(フォレストリーム)」という任意団体を立ち上げていました。FORESTREAMは、2012年頃、国産材ビジネスセミナーで自分のブログを書こうと勧められた時に考えた造語です。フォレスト(森)とストリーム(流れ)を組み合わせ、「森の気

林業ビジネスチャレンジ-「この木どこの木?」キャンペーン

2017年に静岡県掛川市にある「事任八幡宮」を訪れ、私は自分の行いと望みを、日本の行く末のあるべき姿の実現に重ねようと決心しました。その具体的な方法を考え続けるうちに、自分にできる行動として、「この木どこの木?」と問いかけるキャンペーンをしかけてみようと思ったのです。このフレーズは、誰でも知って

森を巡る旅-「事任八幡宮」

静岡県の掛川市八坂にある、「事任八幡宮」(ことのままはちまんぐう)は、御柱際で有名な諏訪大社と、修験道場として名高い戸隠山とを結ぶ一直線上に建つ、由緒ある神社です。公式ホームページによれば、西暦131年から190年頃という遠い昔に創建され、807年に、坂上田村麻呂が東征の際、勅命を受けて再興し、

森を巡る旅-「山田旅館」

長野県小谷村、妙高戸隠連山国立公園の標高850Mの山腹に、山田旅館は建っています。江戸、明治、大正、平成とそれぞれの時代に建築された建物が軒を連ね、うち6棟が登録有形文化財になっています。江戸時代に作られた本館は今も客室として使われており、文化財に泊まることができる、珍しい宿なのです。川中島の合

木々に寄せて-その10「楠」

楠と聞くと、その漢字からして温かい地方の樹木というイメージですが、関東では街路樹に多く、私の住む街も、勤め先のビルの傍にも、楠の武骨な幹がそびえ立っています。時に、丸坊主に見えるほど強度に剪定されることがありますが、数か月後には再び枝を伸ばし、緑の葉で覆われ、その生命力の強さに感嘆します。常緑広葉樹

木々に寄せて-その9「黒文字」

森の中には、高木になる木ばかりでなく、低木でも存在感を発揮する木が沢山あります。中でも私にとって思い出深いのが「クロモジ」です。箱根の山中に多く自生していて、ゴールデンウイークの時期に黄色い花を咲かせるため、自然解説の中で必ずとり上げる定番の樹木でした。雌雄異株であり、雌雄どちらも散策路のすぐ脇にあ

木々に寄せて-その8「楢」

楢というのは、クヌギやミズナラ、カシワなど、コナラ属の落葉広葉樹の総称だそうです。箱根にはミズナラが多く自生していて、葉の形から見分けもつきやすく、自然解説の折にも馴染み深い樹木でした。落ちていた葉を鹿の角に見立てて、子供達の笑いを誘ったことも、懐かしい思い出です。そんな私が家を新築した時、奮発

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