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森を巡る旅-家づくり体験塾その2「国産材と外材の違い」

家づくり体験塾のカリキュラムは多方面にわたっており、木造軸組住宅の構造や部材の名称、木材に関する事や、左官や畳、設備についても広く学びました。そこで印象に残っているのが、木材業界では広く知られた、杉・檜・外材を露地に固定し、経年変化を観察した実験です。簡単に言ってしまえば、杉・檜に比べ、外材は腐

森を巡る旅-家づくり体験塾その1「木材伐採のリアル」

私がなぜ国産材振興に拘るのか、時間をかけて説明をしても、中々納得してはもらえません。山林を所有している訳でも、林学を学んだ訳でもない、長く一般企業に勤め、何の専門家でもない私が、なぜ国産材利用推進の先頭に立つなどと大きな事を言えるのでしょうか。その理由と主張を伝えるために、これまでの経験のうち、

春の訪れとスズランの影

通勤途中の道の端に、だれが植えたのか、毎年この時期にスズランが可憐な花をつける。咲いている期間は一週間程度と短いが、心に強い印象を残す。毒があると聞いたことがあり、ネットで調べると、やはり全草に毒を持ち、特に花や根の部分は取扱注意とのこと。動物に食べられてしまわないように、毒で身を守

木材は森の記憶遺産

私たち人間や動物の体は、日々多くの細胞が壊れては新しく生まれ、外見上は何の変りも無いように見えても、中身は置き換わっていきます。生物学者で作家の福岡伸一氏の「動的平衡」という言葉に表されるように、分子レベルでは、半年前の自分と今とでは全く異なっているのです。一方、樹木では生きているのは樹皮に近い

知られざる木材の「乾燥」工程

山には沢山の木が生えています。その中でも、色々な木が雑多に生えている雑木林と違い、杉や檜など同じ種類の木が規則的に植えられているのが「人口林」です。人口林は、建物や船を造るのに適した真っすぐな木に育てやすいという理由で、人が苗を植えて世話をしてきた森です。木は大きく育つのに数十年、杉や檜の場合は

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