私は2007年からの15年間、様々なセミナーや講習に参加し、日本の各地を訪ねて多くの人に教えを乞うてきました。FSCジャパンや、「文化遺産を未来につなぐ森づくり会議」などの団体にも参加し、森林再生に少しでも貢献する方法を探ってきたのです。一般企業で経理や営業管理を担当する日々の中、週末や有給休暇を使
書籍のための原稿を書こうとすると、数字の根拠や出典をいかに厳しくチェックされるか、それを肌で感じたことは大きな学びでした。ブログは気楽なもので、間違いに気づいたり指摘をいただいたりした場合、後で修正することも可能です。そもそも、自分一人で書いているので、恥をかくのも自分だけです。しかし書籍は訂正がで
2019年の初冬、自分達の行動が社会にどうインパクトを与えていくのか、それを体系的に表すロジックツリーと呼ばれる関連図を、私は苦労して書き上げました。その中で考えたのは、林業や木材産業の関係者だけでは問題は解決できない、花粉症という、ある意味タブーな言葉を使ってでも、多くの人の関心を引き付け、資金や
2019年の秋、私はある経営者団体の総会にオブザーバーとして参加しました。その団体は、企業活動を通じて社会課題の解決をしていくことを理念に掲げており、「この木どこの木?」キャンペーンなど私の活動を知った知人が誘ってくれたのです。当時も森林を巡るビジネスに関心を持つ人がかなりいたのですが、林業・木
私は毎年、ある山岳雑誌の出版社のカレンダーを購入しています。一日の朝、カレンダーをめくる時は、いつもワクワクします。不思議と、自分にとってどんな月になるのか、あるいは自分がすべき事などが、その月の風景に現れている気がするからです。例えば、2018年の8月は、一面に広がる湖上からの景色でした。私は
私の家の寝室には、一枚のリトグラフがかかっています。茶色と白のモノトーンで、深い森の中にいる少女が、キリっとした表情で斜め45度の方向を見つめています。片手の指には小鳥がとまり、もう片方の手で金属の環を持っています。その輪の中には、銀河や恒星が描かれているように見えるのです。この絵を買ったのは、
2019年の秋、以前勤めていた旅行会社グループで、多様性を認め合い、働きやすい会社を作るキャンペーンがありました。そのイベントの一つに「異能異才セミナー」という催しの告知があり、目にした私は迷わず応募したのです。本来の仕事とは関係が無いけれど、趣味や副業で、人には無い特殊な技能・才能を持っている人に
2018年に自力でホームページを開設した頃、私は「FORESTREAM(フォレストリーム)」という任意団体を立ち上げていました。FORESTREAMは、2012年頃、国産材ビジネスセミナーで自分のブログを書こうと勧められた時に考えた造語です。フォレスト(森)とストリーム(流れ)を組み合わせ、「森の気
2017年に静岡県掛川市にある「事任八幡宮」を訪れ、私は自分の行いと望みを、日本の行く末のあるべき姿の実現に重ねようと決心しました。その具体的な方法を考え続けるうちに、自分にできる行動として、「この木どこの木?」と問いかけるキャンペーンをしかけてみようと思ったのです。このフレーズは、誰でも知って
静岡県の掛川市八坂にある、「事任八幡宮」(ことのままはちまんぐう)は、御柱際で有名な諏訪大社と、修験道場として名高い戸隠山とを結ぶ一直線上に建つ、由緒ある神社です。公式ホームページによれば、西暦131年から190年頃という遠い昔に創建され、807年に、坂上田村麻呂が東征の際、勅命を受けて再興し、