自治体ガチャ、という言葉はまだ聞かないが、もしかしたらそのうち流行るかもしれない。住んでいる自治体が、人口減少で行政サービスが滞るような事態に陥るリスクだ。総務省が以前発表した統計でも、将来的に自治体の半分近くは消滅する。賃貸なら転居すればいいが、家を買ってしまったらどうしようもない。広い敷地や自然に恵まれた環境を求めると、その地域が将来にわたって存続する可能性を慎重に検討しなくてはならない。
一方で、良質な賃貸住宅は家賃が高く、更新の度に礼金が必要なケースも多い。劣悪なアパートで騒音に気を遣い、高い光熱費を払い続ける生活に夢を持てるとは思えない。安価で高機能で、いざとなったら他の地域に移築できる、そんな住宅ができないだろうか。
ハーフ住宅とモバイル建築、それが高いレベルで融合し、地域の材で建てられたなら、真っ先に住みたいと思う。
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